税金の使い道は無駄だらけ?金額、具体例など詳しく解説

税金無駄遣い


連日のように税金の無駄遣いに関するニュースを目にしますよね。
 


あなたが身を切って支払った税金、もし無駄遣いされていたら腹が立ちませんか?



この記事では、「無駄遣い」と批判されている税金の使い道について、具体例を交えて説明していきます。



税金の無駄遣いについて、今よりさらに深く理解し、政治を見る目を養いましょう!







税金の無駄遣いはなぜ起きるのか




そもそも、なぜ税金の無駄遣いが生じるのでしょうか?



これは一概に言えることではなく、非常に難しい問題です。



ただし、次の2つは税金の無駄遣いに関連してよく指摘される問題です。



  • うっかりミスによる税金の無駄遣い
  • 会計検査院の体制に問題あり?



うっかりミスによる税金の無駄遣い




「誰がどう見ても無駄」と言える税金の支出は、国や地方公共団体のずさんな姿勢が生んでいるケースが多いのです。



普通の会社員であればクビになってもおかしくないようなミスによる、税金の無駄遣いが毎年のように生じています。



一例として、海上自衛隊で不要となった古いプロペラを、鉄くずとして処分した事例が挙げられます。



これの何が問題かと言いますと、実はその処分したプロペラは全て新品だったのです。



その損失の総額は7829万円。



このようなうっかりミスによる税金の無駄遣いは、毎年多く報告されています。 



会計検査院の体制に問題あり?




税金の使い道が公正かどうかをチェックする役割を担う、会計検査院という機関が存在します。



会計検査院は国の機関ですが、国会・内閣・裁判所の三権のいずれからも独立した機関です。



この会計検査院は税金の使い道に無駄がないかをチェックするだけでなく、事業が効率的に行われているかを指導する権限も有しています。



ですから、税金の無駄遣いが一向に無くならない要因として、会計検査院によるチェック、指導体制に問題があるのではないか?という見解も存在しています。
 


税金の使い道、無駄遣いの金額は?




税金無駄遣いの金額


2016年度の税金の無駄遣いの金額が、2017年11月に会計検査院から公表されました。



その金額は874億円、計423件と、過去10年で最も少ない数字という結果でした。



874億円で最少という事実に驚きましたか?



ちなみに、他の年はどのくらいの税金の無駄遣いが指摘されているのか見てみましょう。



  • 2015年度・・・1兆2189億円(455件)
  • 2014年度・・・1568億円(570件)
  • 2013年度・・・2831億円(595件)
  • 2012年度・・・4907億円(630件)



こうして見ると、2015年度が飛び抜けて多いことがわかります。



この年の税金の無駄遣いは過去2番目に大きい額でした。



2015年度が莫大な金額となった原因は、預金保険機構が管理する利益剰余金のうち1兆円超が、使い道のない「余裕資金」とみなされたことによります。



年度によってかなりバラつきはありますが、毎年1000億円以上の税金が無駄遣いされていることが分かります。



税金の無駄遣い!具体例の解説




税金の無駄具体例


一口に税金の無駄遣いと言っても、無駄の種類は様々です。



誰が見ても無駄と言えるものもあれば、人によって無駄遣いかどうか意見が分かれるものもあります。



ただし「税金の無駄遣い」としてよく話題になる支出は共通しています。



ここからはその具体例を紹介していきます。



国会議員の給料




税金の無駄遣いとして一番最初に挙げられる例は、国会議員の給料ではないでしょうか。



ちなみに国会議員の給料は、正式には「歳費」と呼ばれます。



「国会議員だって仕事なんだから給料もらうの当たり前でしょ?」と思うかもしれません。



しかし、国会議員の歳費の月額は129万4000円と非常に高額なのです。



また、月額の他に「期末手当」というボーナスに該当する手当てが年2回支給されます。



この期末手当の合計額は、約635万円です。



計算すると・・・129万4000円×12か月+635万円=21,878,000円と、2200万円近くの年収を得ている計算になります。



また、歳費以外にも文書交通費の名目で月額100万円、立法事務費の名目で月65万円など、様々な補助を受けています。



これら全てを総合すると、国会議員の年収は4000万円を超えるとも言われます。



この金額について「高い!」と感じますか?「意外と安いな」と感じたでしょうか。



しかし実は、日本の国会議員の給料は世界で一番高いのです。



アメリカの議員で年額約1700万円、イギリス下院は約970万円などの諸外国に対して、日本の国会議員は年額約2,200万円(手当てを含めた総額は約4,200万円)と世界最高水準と優遇されていることから議員特権であるとして批判されることがある。
(wikipediaから引用)



世界一の給料を貰っている日本の国会議員。



これを知ってあなたはどう思ったでしょうか。



国会議員についての悪いニュースを目にする機会も多いですよね。



そんな人たちの高額な給料を、あなたが負担していると想像するとどうでしょう。



とても無駄な税金の使い道だと思えてくるかもしれません。







無駄な施設や建物の設立・維持費




国や地方公共団体は様々な施設や建物を建設し、運営しています。



その多くは私たちの生活向上に役立っているものです。



しかし、中にはずさんな計画が生んだ「無駄な施設」も存在します。



その具体例としてよく挙げられる次の2つの施設について紹介していきます。



  1. 私のしごと館
  2. フェスティバルゲート


私のしごと館




独立行政法人雇用・能力開発機構が「若者を対象に職業体験の機会を与え、職業情報や相談を提供する」という目的で設立した施設です。



世界最大級の職業総合情報拠点として、雇用保険料581億円を注ぎ込んでオープン。



テーマパークかのような豪華設備を備えたこの施設は、税金の無駄遣いの象徴と批判されました。



運営の見通しも甘く、毎年巨額の赤字を計上。



その赤字も雇用保険料から補填し、さらに税金の無駄遣いを続けるという悪循環。



結局わずか7年で閉館となりました。



フェスティバルゲート




大阪市の土地信託事業計画の一環として、総工費約500億円をかけて建設された複合娯楽施設です。



ビルの中を走るジェットコースター等が話題となり、開園直後は大きな賑わいを見せました。



しかし人気は長くは続きませんでした。



USJの開園などの要因もあり、1997年の開業からわずか7年で閉園したのです。



最終的に200億円の赤字が大阪市民の税金から補填される結果となり、税金の無駄遣いとして批判されました。 



まだまだある!税金の無駄遣い




今まで紹介した事例に限らず、税金の無駄遣いではないか?と批判される事例は数多くあります。



例を挙げると、1回の選挙に費やされる費用は600億円~800億円ほどと言われますが、これは税金の無駄遣いではないのか?という声もあります。



また、生活保護の不正受給や、不適正な助成金の支出等、行政の確認不足による税金の無駄遣いも頻繁に批判の対象となっています。 



何が税金の無駄遣いか、一概には言えない




本当に無駄?


ここまで、多くの税金の無駄遣いについて説明してきました。



しかし何が税金の無駄遣いであるか、一概には言えない部分も多いのです。



例えば、行政刷新会議の「事業仕分け」で、科学技術予算が税金の無駄として縮小されました。



これにより、後にノーベル賞を受賞することになる山中教授は研究資金が不足し、研究の継続が危ぶまれたという事例があります。



また、スーパー堤防と呼ばれる大規模な堤防の整備事業も、税金の無駄として事業仕分けの対象となりました。



しかし、その後の東日本大震災等を経て、災害対策の重要性を再認識させられることとなりましたよね。



オリンピックやサッカーのワールドカップについても「経済の活性化に繋がる」という意見がある一方、「税金の無駄遣いだ!」という意見もあります。



このように、何が税金の無駄遣いで、何が正しい税金の使い道なのか、判断が難しい事例もあるのです。



増税する前に無駄遣いを減らすべき!




ここまで読んで、あなたは税金の使い道についてどう感じたでしょうか。



消費税率の引き上げや、給与所得控除の引き下げなど増税に関するニュースが絶えない昨今ですが、「増税の前に無駄遣いをやめてほしい」と私は思います。



現在の日本は少子高齢化が進行しています。



それが要因で社会保障関連の支出が増え続け、増税はやむを得ないと言える部分もあります。



しかし、税金の無駄遣いをしているのであれば、すんなりと増税に同意できないのが心情ですよね。



税金の使い道については、何が適正で何が無駄遣いなのか、非常に難しい問題ではあります。



しかし、私たち国民一人ひとりが今よりさらに税金の使い道に関心を持つことで、少しずつ改善に繋げていくことができるかもしれません。



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